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2004年2月海外ニュース
1.スイス:鋳鉄巨大企業に圧力

中国からの競合とOEMの値決め圧力は、自動車部品の中で最大のメーカーであるGeorgFisher AG's Automotive Products Group(ジョージフィッシャーAG自動車部品グループ)に問題をもたらす可能性がある。

このスイスグループは今年つまづいたように思われるが、詳細を見ると自動車部品グループは回復する良いチャンスがある。
顧客とグローバルへの進出に対しても十分大きく、中国で発展することも可能である。国際的な品質基準の適合も保証する重要な技術に関しても移転可能であるためである。

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2.ブラジル:鉄鋼の輸入関税切り下げの計画

新聞社Estado de S.Pauloによると、ブラジルは、鉄鋼の国内価格上昇で損害を被る地元企業を援助するため、輸入関税を削減する事を望んでいる。

20種類の鉄鋼にかかる関税は、12%〜16%から0%となる。これはブラジルの会社は輸入鉄鋼を選択した場合安く入手できるという事である

−Estado社のレポート(情報源未明)による。

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3.中国:精錬所はより多くのアルミナ輸入を求める

中国のアルミ精錬所は、今年、国の優占的な生産者であるAluminum Corp of China Ltd(Chalco)からの入手が不十分なため、主要な原材料であるアルミナの更なる輸入を望んでいる。

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4.2004年の見通し:適者生存

よく言われるように、良いニュースと悪いニュースがある。

良いニュース:今年は景気回復が予期される。
悪いニュース:この回復は、他の鋳物工場閉鎖の犠牲によるものである。

Foundry Management & Technologyの年次景気予測調査の結果は、やや分裂症業界をしている。すなわち、実際のデータは、米国の経済とともにある種の回復を経験している産業を示しているが、ほとんどの鋳造業者の全面的に広がるムードは、まだかなり否定的のままである。

これは確かに理解できる話で、一般の製造業はおよそ2001年9月11日付けに、これより早期に始まっていたと主張もあるが、景気下降の矢面に立っていた。事実を連ねると、懸念とともに、失われた多くの仕事は永久的に海外へ移ったため、まだ厳しいというムードは不思議ではない。

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5.強い鉄鋼需要によるスクラップ価格の上昇

アジアでの鉄鋼に対する強い需要は、スクラップ価格を前例がないほど押し上げ、オーストラリアの鉄鋼産業に衝撃を生み出している。

スクラップメタル価格は、アジアの製鉄所が供給を凍結する動きのため、過去数週間で15%高騰した。オーストラリアからのスクラップの出荷は、2002年3月の平均価格の$US151/トンと1988年の低価格$US88/
トンと比較すると、現在$US260/トンにアップしている。(Citigroupデータによる)

これは、まだ継続すると予期されている。Goldman Sachs JBWereアナリストによると、最近のアジアで訪問したどの会社も、スクラップ価格と運賃は引き続き高いままであると示唆していた。

激しい需要は、オーストラリアの最大鉄鋼メーカー・輸出業者であるBlueScope Steel Ltdとスクラップ再生業者のSims Group Ltdを含む鉄鋼メーカーを促進することとなる。

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2004年2月地域のニュース

自動車の押上げ−ドイツの生産高
ドイツの景気が落ち込んでいる中、2002年の鋳造工業ではまだ少なくとも全体としては維持していた。

しかし、この状況は自動車産業の好況によるもので、他方面では厳しい損失を被っていた。

生産量が375万トンと若干落ちたにもかかわらず、鉄系鋳物の総受注量は、2001年の369.2万トンから385.4万トンへと4.4%上昇した。

この1.4%の損失は通常の生産レベルへの戻りとみなされる。しかし、自動車業界と他業界では大きな違いがある。いまだ好況の自動車業界では、2001年よりも13.5%受注アップの76,000トン以上の鋳物を吸収した一方で、全ての
他分野では生産量、受注量の損失を被った。この損失は、ドイツ鋳物工業で第二の取引先である機械製造業で特に深刻である。自動車鋳物のシェアは、49.8%から52.3%に上昇し、輸出シェアは28.8%である。

▼輸出の役割増加▼
ドイツの鉄系鋳造工場では輸出が大きな役割を担っている。
1992年以降の、国内出荷量と輸出量の前年比シェアの変化を見ると、2000年では国内出荷量は減少したが、輸出は29.3%と7.3%上昇した。 主な顧客はヨーロッパの自動車産業と機械製造業である。鉄系鋳物の主な輸出入国での主な顧客は輸出の75%を占めるEUと関連諸国である。 ほとんどの鋳物がフランスとオーストリア向けである。

682,000トンの鋳物輸出量はある程度562,000トンの輸入量と相殺されるが、ドイツ輸出に17.6%又は120,000
トンの収支を残した。ドイツの利益となる38%の金額662,000ユーロの収支値は、主に洗練された高価値の鋳物が輸出されたことを示す。

世界競争市場におけるドイツ鉄系鋳造工業の強いポジションは、技術的専門知識と高い生産性の結果である。

ドイツの鋳物は、生産性と合理化の厳しい探索が始まった1993年の危機以来、利益を出している。ドイツとフランスは、ヨーロッパではその生産性においてリーダー的存在である。

過去10年間での生産性増加は、日本の23%のみに比べ、ドイツでは73%増加した。興味深いのは、鋳物輸出の大部分は、ドイツへの最大の鋳物輸入者であるフランスへ出荷される。設備稼働率は2000年のピーク以来下がり続けているものの、まだ過負荷の限度とみなされる85%を超えている。ドイツ工業全体の設備稼働率は84%位である。様々な鋳鉄材料の相対的重要度は、過去3年間で大きな変化は見られない。ダクタイル鉄35%、可鍛鋳鉄1%、鋳鋼5%、そして60%近くのねずみ鋳鉄という均衡に達したと思われる。ディーゼル用FCのシリンダーブロックは、重要な製品である。

▼鋳造工場の減少▼
収益性と資本に関して継続する構造的虚弱性を反映して、鋳造工場の数は2000年の299件から2001年に288件、2002年に273件と更に減少している。

操業をやめた鋳造工場の生産分は、生存社に吸収された。自動車業界以外の鋳物工場は、顧客の悪化した市場状況に悩まされている。今もなお何とか生存しているが、例えばメンテナンス等がおろそかになっている。本当の問題は、景気が回復した時に予想される。

資本不足のため、一定期間の資金調達が必要である、又は追加投資が要求される大量受注を受けることが不可能となる。銀行は、鋳物工場の信用貸しに対し非常に用心深く渋っており、今度のBasel II 基準(新自己資本比率規制)が状況をさらに悪化させる。組織と情報理念の大きな変更が、銀行の信頼を向上するために行なわれる必要がある。
 
非鉄系鋳造工業は、優勢な自動車市場に対する製品のため適度に良好である。

2001年末の危惧に反して、生産は0.3%上昇した。アルミは1.1%増の659,698トン、銅は1.3%増の89,650トンで、他金属での損失分以上の埋め合わせであった。アルミニウムの様々な鋳造方法の生産量とシェアに関しては、金型
鋳物のシェアが前年のように主として砂型を犠牲にして増加した。非鉄鋳造業界では34,500人の雇用があり、鋳造工場の数も一定であり、主に中小規模の鋳造工場の構成となっている。

▼2003年の現在の見通し▼
2003年は比較的良好にスタートした。1月から5月は、鉄系鋳物の受注量が7.8%増加し、そのほとんどが8.7%以上をオーダーした自動車会社からの受注であるが、機械製造業のオーダーも少ないながら1.1%増加している。

これらの改善は、国内需要が2002年より0.2%下がった反面、海外からの需要が28.4%高いからである。輸出オーダーの最も大きい成長は、昨年の強いドルを反映して、EU以外からのものが多かった。FC鋳鉄は受注に苦しんだ一方、FCD、マリアブル、鋳鋼は需要の高い伸びに恵まれた。受注と昨年の受注残の結果、鉄系鋳物の生産と出荷は、2002年の同時期5ヶ月間よりも高かった。しかしそれ以降の月の見通しはあまり良くない。自動車会社では、国内セールスの低迷、それらの部品メーカーに大変影響する輸出問題の結果生産高を減らし、機械製造業も改善の兆しを見せていない。

ドイツの不況が鋳造業界にも影響を与えるということは避けられないようだ。

自動車部品メーカーの間では、BMW、ポルシェ、メルセデスのような高級車部門よりも、大衆市場への供給者のほうがより深刻な事態となりそうである。

さらなる懸念は、原材料コストの上昇である。スチールの世界的な強い需要の結果、スクラップの価格が上昇した。銑鉄とコークスの価格は、2002年に30%上昇し、またエネルギーの価格も、規制撤廃前のハイレベルに達した。

本質的なスクラップ価格の高騰は、トンあたり30−50ユーロの鉄系鋳物の価格上昇にも十分な根拠を示す。

*Reproduced with permission from Foundry Trade Journal December 2003

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7.記録的な速さで製造達成

Honsel GmbH & Co KG(ドイツ)のアルミエンジンブロック鋳造は、フォード社への6シリンダーVエンジンブロックの砂型鋳造が始まった1956年にさかのぼる。

ちょうど32年後の1988年に、最初のダイカストアルミエンジンブロックがボルボ社のインラインエンジンブロック用に開発された。同社は、10年以上の間、ダイムラークライスラー社に相当数のエンジンブロックをダイカスト製造して
きた。2003年5月9日、Honsel社はドイツにエンジンブロック用ダイキャスト工場を新設した。この会社の数十年の経験を組み込んだ最新の工場は、ヨーロッパにおいて最も現代的であると見なされている。

▼10ヶ月で建設▼
新しいダイカスト場は、2002年2月15日の着工式から10ヶ月という記録的な速さで建設された。最初のダイカストマシンは2002年秋に入れられ、2002年10月31日に最初の鋳造が行われた。

工場建設の第一段階は、実質的には2003年5月までに完了した。この新設工場は高さ13メートル、幅28メートル、奥行き65メートルである。 総面積は、鋳造、金型メンテナンス、ダイカスト設備、仕上げ、中央発電施設、レクリ
エーション施設、事務所から成り、6,520?である。

2004年までに、型締圧力2,500トンの鋳造機5台が入れられる。2台はすでに稼動しており、3台目は現在据付け中である。4台目は2003年末に、5台目は2004年末の設置予定である。鋳造機はメンテナンスや修理作業を最も最適化にするため、地下へ拡張する。

建設第二段階は(第一段階の延長)、2004年半ばに行われる予定である。2005年終わりに建設が完了した場合、機械10台で一日に7,000個のエンジンブロックの製造が可能である。第一段階の建設費用はおよそ33百万ユーロで、第二段階の投資として、あと20百万ユーロ程の予定である。

環境問題もまた考慮されおり、環境大気制限の定期的な監視をするための測定所も設置される。地下室の不浸透性コンクリートと浮揚防止底板、及び地下水監視用の浸水防止装置と排水は、最適な浸水防護と水質汚染を保証する。

▼エンジンブロックが2分▼
短期製造ワークフローが特別の焦点である。作業工程の最適化とは、アルミ溶湯から出荷準備のできたエンジンブロックへたった2時間で行なうことである。

鋳造サイクルタイムは、120〜125秒で、仕上ラインでは25〜30秒である。すべて完全自動で一週間に7日、一日24時間稼動する。その結果、一日に約500個のエンジンブロックの生産となり、ブロック一個の重量は約15キロなので、毎日7.5トンのアルミ処理量になる。

使用する鋳型の複雑さにもよるが、工場の稼働率は70〜80%である。生産で使用する鋳型は、調質油より加圧水で加熱される。従って、オイル漏れや水質汚染を防ぐことができる。

▼PSAとその重要性▼
三菱、スマート(Smart)、ボルボからの新規客先オーダーの誘引に加え、この鋳造工場新設の意図裏には、フランスの自動車メーカーPSA プジョーシトロエンにも密接に関連している。

2001年初期、PSAはこの会社に1.4リットルHDi ディーゼルエンジンブロックの鋳造を依頼した。2003年始めには、新設工場で2台の鋳造機が一日に1,000個のエンジンブロックを生産していた。これがPSAとHonsel両社にとって、最初のダイカストアルミディーゼルエンジンブロックとなる。

Honsel社にとってPSAのオーダーは、現在の鋳造能力では、一日あたり2,500個のエンジンブロックの生産目標を製造するには不十分であった。その結果、工場を新設しなければならなくなった。PSA向けのエンジンブロックがドイツ
国内で製造されることは、最初から明らかであった。

Honsel社の新しい工場を建設する目標は、ヨーロッパでのエンジンブロック鋳造において、独立した鋳造メーカーの第一人者となることである。生産能力の利用に関しては、これまで設置された8台の鋳造機によって目標を達成した。鋳造工場新設によって建設第一段階で、100件に及ぶ仕事が新しく生み出され、最終段階完了後にはさらなる100件の仕事が加えられる。

*Reproduced with permission from Foundry Trade Journal December 2003

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